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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7巻感想 7.5巻発売日 [コミック]








ここでは、いろいろな方の、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7巻感想を
投稿していこうと思います。
と言っても、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。はアニメしか見てないんで
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7巻感想 といってもわからないんですw

なのでいろいろな方のやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7巻感想 を
引用して投稿していきます。



7.5巻発売日の詳細は、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7巻感想の
後に記載しています。



ここからやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7巻感想 引用~~~~~



6巻から、怒涛の話が続きます

しかし読むたび読むたび心情模写がすごいなと思います。この作品は

話は修学旅行
修学旅行内で戸部が海老名さんに告白するために、協力してほしいと奉仕部へ依頼


しかし葉山グループは今の関係が壊れるのを望んでいなかった
それに対する奉仕部の行動は。そして八幡の行動は



やっぱり今回も、キャラ1人1人にスポットあてたほうがわかりやすいです
てかこの作品はそうやるのが妥当か



まずは葉山たち
うーん、八幡よりは先にこっちに触れるべきかな


戸部が奉仕部へ依頼。しかし葉山はこれをよく思ってませんでした
戸部が海老名さんに告白しても断られる、そして今の関係が壊れてしまうのは目に見えている


葉山も最初は戸部に協力的な感じでしたが、海老名さんから聞いて戸部を止めようとしていたんでしょう



ことは単純、戸部の告白を止めればいいだけ
しかし葉山にはそれができない。それはつまり戸部を裏切るということ


そして葉山は、八幡に頼るしかなかった



「君にだけは、頼りたくなかったのにな・・・」



「君はそういうやり方しか、知らないんだとわかっていたのに。・・・すまない」



認めたくなかった八幡のやり方に頼るしかなかった
そして何もできない臆病な自分が情けない


どうも八幡に任せて葉山は何もしていないように見えますが、そうではないです
まぁ実際何もしてないんですけど、八幡が言うとおり葉山は「自分が傷ついたときに、心を痛める人の存在を『知っている』」わけです
6巻の平塚先生の台詞からも繋がる部分。だから八幡は葉山を責めることができませんでした


次に海老名さん



海老名さんも非常に八幡に近い印象のキャラです
今の関係が壊れてほしくない。しかし自分が対象のため何もできない。非常に贅沢な言い分ではありますが、海老名さんは告白を受けることも断ることもできないわけです



しかし、それにすがる自分が嫌いだと言っています
今回の問題が自分のせいだとはわかっている。ただわかっているからこそできない


この葉山と海老名さん2人の存在は、この巻の八幡の存在を大きくしています


葉山グループの関係を壊さずにこの問題を解決するために、八幡は戸部が告白する直前に海老名さんに嘘の告白をすることを選んだ



しかし、相模のときほどこじれたりはしませんでした
それは葉山と海老名さんという「理解者」がいたこと。そして被害者である戸部が事態を重く受け止めなかったこと(八幡の告白を本気だとは思っているが、「俺まけねぇから」と前向きに受け止めている)。この2つがあったからです



ただ、真の被害者は戸部ではなかったわけです




次に八幡



この巻で、八幡自身も大きく戸惑っているようでした




葉山に同情してしまった



自身も「変わりたくない」と思ってしまった



もう葉山を責めることはできなかった


さて、何故八幡がこう思うようになったか




それはもちろん、「雪ノ下雪乃」と「由比ヶ浜結衣」という存在、そして「奉仕部」という居場所です


発言の「裏」が無かった2人、長く同じ時間を過ごしてきた2人、八幡にとって雪乃と結衣は大切な存在だということです

もしかしたら、今回の海老名さんに八幡は自分を透写していたのかもしれません
奉仕部という居場所を壊したくない・・・までいっているかわかりませんが、最低限雪乃と結衣の友人関係は壊れないでほしいと思っています



おそらく結衣の好意にも気づいているんでしょう。しかしそれでは壊れてしまう
だから八幡は、自分を犠牲にする



「けれど、1番の大嘘つきは俺だった」



八幡は気づいているのかもしれません。自分が傷つくことで心を痛める人が誰かということに
わかってなくても今回でわかったはずでしょう



自分自身が、今の関係を1番望んでいるのだということを





そして、今回の真の被害者である「雪ノ下雪乃」と「由比ヶ浜結衣」という存在に





最後に、雪乃と結衣


今回の八幡の行動による一番の被害者2人



結衣に関しては簡単に説明ができます
結衣は八幡のことが好きだという大前提がある。なので嘘だとしても八幡の海老名さんへの告白なんて見たくないわけです



「人の気持ち、もっと考えてよ・・・」



「・・・なんで、いろんなことがわかるのに、それがわかんないの?」




これは八幡への好意に関してか、はたまた今回の八幡の自己犠牲に関してか・・・いや、両方かもしれませんね


しかし雪乃に関してはこれが難解


一つ間違いなく言えることは、「八幡への心情の変化」だけです
6巻までの変化に加え、さらっと八幡の分の紅茶も入れたり(このへんは八幡に「また明日」と言うようになったのと同じ)、ラーメン屋の帰りに八幡と一緒にいることに恥ずかしがったり、それでも八幡と一緒にいたかったり(八幡の服の裾を掴もうとしたetc)と、今巻でまたさらに心情変化が伺えます




一緒にいて恥ずかしがるなんて、3巻の誕生日プレゼント探しからは考えられない変化です



雪乃の日常に、八幡がいることが当たり前のようになってるんでしょう
というか、たぶんクラスメイトからは八幡のことを色々聞かれたんでしょうね。普段の雪乃と八幡といる雪乃では全然違いますから





まず、今回雪乃は依頼を八幡と結衣に任せてました
普通に考えればクラスが違うからという理由ですが、これは雪乃が八幡と結衣を信頼していることが伺えます
これは6巻からの変化ですね。お見舞いにきた結衣から「もっと頼ってよ」と言われたことでの



そして最後八幡に任せたのも信頼しているからこそ
・・・だから、あの八幡の行動が許せなかったんでしょう




まだ雪乃が八幡に恋愛感情を持っているかは断言できません
ただ信頼していること。そして5巻で八幡が「雪乃に憧れている」と言ったように雪乃も八幡に対して思うことがあるのでしょう


そして6巻で八幡が雪乃に「お前らしくない依頼の解決方法だ」と言ったように、今回の依頼の解決方法が八幡らしくないと思ったのでしょう。つまり5巻の対比ですね



だからこそ



「あなたのやり方、嫌いだわ」







雪乃にとっては八幡に「信じて裏切られた」と思っているのかもしれません
雪乃も八幡のように、人を信じようとしているんでしょう。ただ八幡は裏切られないように信じない、雪乃は信じたが結局裏切られてしまった




この奉仕部内に生まれた亀裂。このあとどうなるか・・・


うん、読んだ人全員思ってると思いますが、難しい巻です



ただでさえミスリードが多そうな作品なのに、こうも展開深くされると難解になります





けど、それがこの作品の魅力なんですよね



今巻も他の巻に劣らず面白い巻でした


このURL記事より引用
http://blogs.yahoo.co.jp/hydrozerodr/11159118.html








現在(2013年5月末)放映中のアニメから入ったにわかですが、何この作品、何かの罠ですか?
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」 7巻 のラストでゆきのんが怒った理由が分からず、むっちゃ、もやもやするんですけど。ネットで感想とか考察見てもイマイチしっくりこないし。(みんな一理はあると思うんだけどねー)

アニメ化の影響で8巻はしばらく出ないとか言ってる人も多いし(知らんけど)。来春とか。

そんなに待てねーよ! → 読み直し

しかも、たちの悪いことに、(察しの悪いことに関しては自負のある)私でも読むたびになんかヒントらしきものを拾えてしまう(ような気がする)。



……おかげで全巻最低3回は読み直しましたよ。ええ。

いろいろ仕込みすぎだろ(褒め言葉)。







使った時間がもったいないから、ネタバレ上等の考察もどきを書いてみようと思う。



以下、原作未読の方は回れ右推奨です。

(ストーリーとか、キャラクターは知ってる事前提の書き方で進めます)



【使用上の注意】

これから書くのは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」 7巻 を読んだ「一読者である私の感想(考察)」に過ぎません(≒異論は認める)。記載されているものと同傾向の意見を既に持ってたり、どっかに書いてる人もいるとは思いますが、そういう場合は賛否の表明と取ってください。(≒異論は認める←大事なことだから(以下略))

後、わたりんのミスリードに引っかかってたら生暖かい目で見守る事!



【メタな考察①】

千葉県内の進学校で国語の成績が学年3位という設定の主人公、比企谷八幡。なんか、あれだ、マーケッティングっつーか、対象読者層っつーか、この「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」を読む人って、国語の読解問題を解く的な読み方する人多いんじゃね?

てゆーか、わたりん、そういう読者層も意識して、作品の構成考えてんのかな?

そう思ったんで、読解問題的な設問をまず考えてみた。




設問  「⑨-彼と彼女の告白は誰にも届かない」を読んで以下の問に答えよ。
問1 p249で「一応、丸く収める方法はある」と述べた方法について、八幡が「正直なところ、あまり言いたくはなかった。」と思っていたのはなぜか?

問2
p253 で「君はそういうやり方しか、知らないんだとわかっていたのに。……すまない。」と葉山が詫びているが、「そういうやり方」とは何か。八幡が「可哀想だと同情をされていた」と感じ、「羞恥心と怒りで飛び出しそうになる拳を押し留め」た理由と関連付けて答えよ。
問3 p254で、雪ノ下雪乃が、「あなたのやり方、嫌いだわ」と述べている「やり方」とは何か。また、そのやり方について、なぜ、「うまく説明できない」けれども「嫌い」と感じているのか答えよ。

問4
p259で由比ヶ浜結衣が「人の気持ち、もっと考えてよ……」と述べているが、「誰の」「どのような」気持ちか、答えよ。

問5
p265 「けれど、一番の大嘘つきは俺だった。」で八幡はどのような嘘をついたと考えているのか?

嘘告白前後で八幡の心理に絡む主要登場人物(ゆきのん、ガハマさん、葉山)ならとりあえずこんなもんか? ま、実際解答を作成しようとしたら、6巻以前の描写も参考にしないと話にならなかったんですけどね。



【メタな考察②】

6巻までで前半が終了、この7巻から後半戦とのこと、何がテーマになっているのか考えてみた。

八幡、ゆきのん、ガハマさんの3人の関係性(後は葉山もかなり濃厚に絡んできそうだけど)は当然として、やはり、

奉仕部顧問の残念美人国語教師平塚先生の次のセリフ(6巻終盤)がキーになるんじゃないかと。

「たとえ、君が痛みに慣れているのだとしてもだ。君が傷つくのを見て、痛ましく思う人間もいることにそろそろ気づくべきだ、君は」

……何この先生。高校の時こんなこと言われたら泣いてた自信あるわ。

ま、それはともかく、平塚先生が生徒の成長を促すために用意した奉仕部(≒作者の舞台装置)がどのように登場人物に作用していくかを描いていくだろう、っていうのは無難な予想(読解のための仮説)じゃなかろうか。



【解答の前提条件】

『ゆきのんとガハマさんは海老名さんの依頼の真意を理解したのか、したとしたら、それは何時なのか?』

解答を考える時、これがネックになるな(解答に影響を及ぼす)、と、思った。



明確な記述は無いけれど、

「解決を望まない奴もいる。…(以下略)」という八幡の「言い訳」に対して、「誰のことか」という疑問を挟んでいない(≒自明のこととして話を進めている)ことから、少なくとも

ガハマさんは(戸部君以外で奉仕部へ相談に来た)海老名さんが告白を望んでいなかったことに(確証はないけれど)気づいた。

と解釈した。(キャラクター設定的な意味での)状況に対する理解の速さから考えて、ゆきのんについても同じように考えても良いんじゃないかな。

で、嘘告白直前までは、二人共気づいていなかったんじゃなかろうか?

「最後まで頑張れよ」と戸部君を励ました八幡に対し、「いいとこあるじゃん」「どういう風の吹き回し?」と笑顔でからかうように言っていることから、この段階では八幡が戸部君の依頼ベースで動いていると思ってたのが自然、というのが判断理由。

つまり、嘘告白によって初めて海老名さんの依頼の真意に二人が気づいた、というのが私の見解ということです。



【解答】

八幡の嘘告白による問題解決(先延ばし)方法に対する反応は、作中描写順に

葉山 (「そういうやり方しか知らない」ことに対する)
憐れみ・同情
雪乃 (「あなたのやり方嫌い」という)怒り
結衣 (「ああいうの、やだ」、「人の気持ち、もっと考えてよ」という)悲しみ、憤り

となっていますが、分かりやすい(と私が思った)順に考えて、それも手がかりにしながら他の設問に答える、という手法をとってみました。



なので、まずは葉山から。

問2 p253 で「君はそういうやり方しか、知らないんだとわかっていたのに。……すまない。」と葉山が詫びているが、「そういうやり方」とは何か。八幡が「可哀想だと同情をされていた」と感じ、「羞恥心と怒りで飛び出しそうになる拳を押し留め」た理由と関連付けて答えよ。

表面的に見れば、「憎まれ役を買って出ることで場をコントロールする自己犠牲的な方法」が近いのかな?

4巻の合宿や、6巻の文化祭で八幡の動き方がそうだったわけですし。



ただし、これだと葉山が「憐れんで」、八幡が「羞恥心と怒り」を感じた理由としては弱い。

八幡が自分の行為に誇りを感じ、葉山が尊敬してもおかしくない。



だから自己犠牲的な方法となったのはあくまで「結果」。

実態は、「観察者」としてならいざしらず、(特に自分が舞台に立って)周りに大きな影響を与えようとする場合、負の感情(悪意、敵意、軽蔑)を利用する方法しか使えない、ということだと思うのです。

成長過程の「歪み」で「他人からの好意」はうまく判断出来ないけれど、負の感情に関してなら読みきって利用できてしまうようになってしまった。だからここ一番では使い慣れた後者を選択してしまう。

「リア充」である葉山は、「好意の返報性」みたいなものの効用も知った上で使いこなすことが出来るが、八幡にはそれが出来ない。

八幡自身が、この欠陥を十分自覚しているが故に、葉山から同情されると羞恥と怒りを感じてしまう、ということでしょう。

八幡が葉山を評した次の部分がそれを示してますよね。

「だからこそ、彼と共にあることは、ある種の拷問に近い。(中略)自身の劣っている、損なわれている部分を意識せざるを得ないからだ。(p58)」





さて、雪乃は後回しにして、次は結衣について。

問4 p259で由比ヶ浜結衣が「人の気持ち、もっと考えてよ……」と述べているが、「誰の」「どのような」気持ちか、答えよ。

まず、好意を抱いている八幡が、「偽り」とはいえ他の女子に告白しているのを見たショック。これは当然含まれるとは思いますが、八幡と海老名さんのやり取りを見て、「一瞬本気かと思っちゃったもん」と言っていることから、すぐに偽告白と分かった→「少なくとも一番大きなダメージにはなっていない。」のではないのでしょうか?

また、P255で、「その雪ノ下の姿を誰よりも痛ましく見つめていたのは由比ヶ浜だった。」との記述があることから、由比ヶ浜個人に限定された思いではなく、雪乃の感情も察した上での発言ではないかと。

ここで気になるのは

問1 p249で「一応、丸く収める方法はある」と述べた方法について、八幡が「正直なところ、あまり言いたくはなかった。」と思っていたのはなぜか?

理由は後で検討するとして、八幡は結衣や雪乃に嘘告白を行う自分の心理状況を知られたくないと思ってますよね。

事が終わった後も「あれが一番効率がよかった」と自分で欺瞞だと分かっている事しか言えない。

ちなみに、この「効率がいい」発言は、6巻の文化祭実行委員会で仕事を押し付けられた雪乃もしています。

雪乃「……ええ、その方が効率がいいし」

葉山「でも、そろそろ破綻する」

この時、葉山から雪乃への(破綻する前に)「人を頼ったほうがいい」という忠告に対し、八幡は「俺たちは、少なくとも俺には、人を信じて任せるということができない」と述懐しています。

しかしながら、結衣は、その後仕事を一人で抱え込んで体調を崩した雪乃に対して怒りを示し、「ゆきのん、あたしとヒッキーを頼ってよ。」と言っています。

この結衣の考え方からすると、一人で抱え込んで問題解決を図ろうとした(しかも自分を傷つける形でしか問題を解決できない)八幡に対して感じるのは疎外感や、今まで差し出して来た手が届いていない無力感や悲しみではないかと思うのです。

さらに、海老名の反応から八幡の告白が嘘だとすぐにわかった結衣は、海老名から八幡が引き出した「今はだれとも付き合う気がないの」という解答が、八幡から自分に対するものでもあると悟ってしまったのではないでしょうか。戸部と海老名の関係を八幡と自分の関係に重ねて見ていたフシのある結衣にとっては二重のショックですよね。



最後に、メインヒロインである雪乃を見てみましょう。

問3 p254で、雪ノ下雪乃が、「あなたのやり方、嫌いだわ」と述べている「やり方」とは何か。また、そのやり方について、なぜ、「うまく説明できない」けれども「嫌い」と感じているのか答えよ。

なぜ、「うまく説明できない」のか?

この嘘告白方法での解決方法は、本来雪乃にとって(最善と言えなくても)悪い解決方法では無いはずです。

もちろん戸部の依頼を流した、というマイナス点はありますが、どちらかというと男子から告白されて迷惑してきた雪乃が、(好きでもない相手からの告白を防いで欲しいという)海老名の願いより戸部の告白を優先する理由は少ないような気がします。

つまり、(雪乃の本来の考え方からすると)理屈では間違っていない。なのに「やり方が嫌い」だと思ってしまう≒上手く説明できない、ということではないかと。

さらに結衣とは異なり、雪乃は文化祭実行委員会の活動を通じて、八幡の「嫌われ者を演じる」やり方は間近で見てきているんですよね。6巻ラストではもちろん八幡の行動を評価した上で「学校一の嫌われ者さん」などと言っている。ある意味自傷的に見える八幡の行動も「頑張り」として認めていた。



では、なぜ、この7巻では「あなたのやり方、嫌いだわ」と感じているのか。

6巻における文化祭実行委員会での活動を通じて、二人の距離が縮まり、この7巻では、雪乃が八幡の事を「異性」として意識しているように見える場面もあります。鉄壁だった雪乃が八幡を意識して恥ずかしがっている姿を見せてしまうくらいにはガードを緩めている。(具体的には平塚先生に連れられていったラーメン屋の帰り)

それが明確な恋愛感情なのかは分かりませんが、少なくとも雪乃は八幡に近づこうとしています。ところが、八幡は「変わらない」事にこだわっている。

結衣のところでも少し触れましたが、

問1 p249で「一応、丸く収める方法はある」と述べた方法について、八幡が「正直なところ、あまり言いたくはなかった。」と思っていたのはなぜか?

と、嘘告白について八幡は言い淀んでいます。

この問1の答えとして思いつくのは

①海老名が八幡にだけ依頼の真意が伝わるようメッセージを送ってきた(≒同じグループに属する結衣には知られたくない)以上、それを晒すのには抵抗がある。また、葉山が海老名をかばって「俺のわがままだ」と言った気持ちを酌んだ部分もあるから。

②戸部の告白を未然に防ぎたいという海老名の依頼の真意を理解した、ということは八幡自身がそういう考え方を察することの出来る人間であると白状するようなものだから。

③居心地の良い関係を守りたいために、「踏み出さない」選択をした葉山を理解してしまったから。そういう自分を二人に知られるのに抵抗があったから。

④戸部の告白サポートに三浦を巻き込むことを断念させたのと同じく、結衣や雪乃を憎まれ役にしたくなかったから。

の4つくらいかな。



ところで、もし、八幡が、嘘告白の前に、「丸く収める方法」を二人に説明していたとしたら二人共それなりに納得はしてたんじゃないか?と考えてしまうのですがいかがでしょうか?

でも、八幡は言えなかった。

この「言えなかった」という事実が語るのは、二人に対して八幡が設定しようとしている距離がどういうものなのか、ということ。

これまで八幡は時折、「八幡と雪乃の他人に対する距離の取り方が似ている」ようなことを述懐してきています。

しかし、いつの間にかそれは変わっていた。(無意識な部分も含めて)八幡に近づこうとしていた雪乃がこの嘘告白の流れから感じ取ったのは八幡の拒絶だったのではないでしょうか?「ヤマアラシのジレンマ」の一種、と言えばよいのかな?




先に触れたP255の「その雪ノ下の姿を誰よりも痛ましく見つめていたのは由比ヶ浜だった。」との記述は、結衣が雪乃の感情を察していることを示しています。逆に言うと、(少なくとも八幡視点では)雪乃が結衣を気遣う様子は描写されていないということです。

ではなぜ結衣が雪乃の気持ちを察する事ができたのか?

それは、「結衣が既に経験済み」だったから

雪乃より先に八幡に近づこうとしていた結衣は、八幡の持つ壁がどんなものか分かっている。空気読める子ですしね。

それに対し雪乃の行動は(まだ)無意識の部分も多かったのではないでしょうか。それ故八幡のATフィールドに弾かれた痛みを「そのやり方嫌い」と表現してしまった。

「物言いたげに口を開くが、言葉は出てこない」状態に陥ってしまったのは、八幡が「丸く収める方法」を言いたくなかった理由と合わせ鏡になっているのではないでしょうか?



【こっからは考察じゃなくて妄想だぜ】

……でもね、僕、思うんだ。

傷つけられたゆきのんが悲しむんじゃなくて怒ったのは

「八幡のくせに生意気だ!」

ってゆーことだって。

何が言いたいかというと、上から目線(照れ隠し)で八幡のクズ予防線を突破しにかかかるゆきのん超期待。




問5
p265 「けれど、一番の大嘘つきは俺だった。」で八幡はどのような嘘をついたと考えているのか?

後。問5は、こうじゃなかいかなと思う答えはあるけれど、やめとく。

多分私と同じ意見の人は大勢いると思います。とだけ。




※やっぱり追加エントリで書きました。(2013/6/6) 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」 7巻 感想(考察もどき) 続き


【最後に】

原作1~7巻一気に読了するまで、やめられなかったぜ……。

考察は自己採点で60点かな。結構考えたのに、まだしっくりこないorz。 早く8巻を…お願い…。

このURLより引用

http://blog.livedoor.jp/monyumonyumo/archives/28453998.html


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7巻感想はここまで~~~~~~~~~~~



なんだか面白そうですねwドラマCD もあるし買ってみようかな?

アニメが終わっても勢いが止まらない作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」

2期があることを凄く期待しています!!

















そしてやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7.5巻発売日決定!!

発売日 13年08月20日

メーカー 小学館

詳細 奉仕部の日常が賑やかに詰まった短編集!
日々の些末な出来事こそ、真実は宿る…奉仕部&おなじみのキャラたちが生き生きと輝く「いつもの日常」をたっぷりと!!


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7.5(書籍・短編集)[小学館]《08月仮予約》



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